台風に強い屋根とは?屋根工事で後悔しないための完全ガイド

「台風で屋根が損傷してしまった。築年数も経ってきたし、どうせ工事するなら台風に強い屋根に仕上げたい。でも、屋根のことはよくわからない…」

 

そのお悩みは、この記事で解決できます!

 

「屋根材を台風に強いものに変えれば安心なのかな?」と漠然と思っているけれど、屋根の知識がないと工事を依頼するのも不安ですよね。

 

本記事を執筆しているのは、茨城県取手市を拠点に屋根工事を手がけるSK ROOFです。日々の施工で蓄積した現場知識と、地域の台風被害の実態をもとに解説しています。

 

結論からお伝えすると、台風に強い屋根は「屋根材の種類」だけでは決まりません。詳細は本編にて解説します。

 

この記事では、以下について順を追って整理します。

  • 台風で屋根が傷む原因
  • 台風に強い屋根
  • リフォームの種類と費用の目安
  • 火災保険が使えるかどうかの確認ポイント

 

読み終えるころには、「自分の家にはどんな工事が必要なのか」を整理でき、業者への相談も自信を持って進められるようになるでしょう。

 

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目次

台風で屋根が損傷する原因を知っておこう

正しく対策するために、まず「なぜ台風で屋根が傷むのか」を知っておきましょう。

 

実は、台風被害の多くは屋根材そのものが弱いのではなく、経年劣化や施工部位の問題が原因になっています。

 

最も被害が多い「棟板金の飛散」

棟板金(むねばんきん)とは、屋根の頂点に設置された金属製の板のこと。屋根全体で最も風の影響を受けやすい箇所です。

 

この棟板金を固定している釘には、「熱膨張」という厄介な現象が起こります。

 

日中の太陽光で金属が膨張すると釘が押し出され、夜に冷えると金属は元に戻りますが、釘は元の位置に戻りません。この繰り返しで釘が少しずつ浮いてきてしまうのです。

 

気候や立地条件などにもよりますが、新築後7〜10年ほどで釘浮きが目立ち始めるとされています。

 

釘が浮いた棟板金は、台風の強風が入り込む隙間ができてしまい、そのまま飛散するリスクがあります。

 

屋根材の「ひび割れ・浮き・ズレ・サビ」

屋根材のひび割れ・浮き・ズレ・サビなどが生じると、風が入り込みやすくなり、飛散リスクが高まります。

 

屋根の種類によって原因や注意点が異なるので、以下の表でご確認ください。 

屋根材 飛散につながる主な原因 注意したいポイント メンテナンスの目安
アスファルトシングル 釘の浮き、接着剤の劣化、屋根材のめくれ 接着力が弱まったり端部がめくれたりすると、強風で剥がれることがあります。 めくれや浮きがある場合は部分補修を検討
スレート屋根 経年劣化によるひび割れ、浮き、ズレ ひび割れた部分がもろくなり、強風で飛散することがあります。 ひび割れや浮きが見える場合は早めに点検
金属屋根 固定ビスのサビ、固定力の低下 固定部分がサビて弱くなると、屋根材ごとあおられるリスクがあります。 サビが目立つ場合は固定部分の強度確認を依頼
瓦屋根 瓦のズレ、隙間、棟瓦まわりの漆喰の劣化 瓦は重くても、ズレや隙間があると強風で飛ばされることがあります。 10年以上点検していない場合は一度確認しておくと安心

 

築年数が長い家ほどリスクが高い

SK ROOFの現場感で言いますと、台風被害に合いやすいのは、「築10〜20年以上でこれまで一度もメンテナンスをしていない屋根」です。

 

目視では確認できない釘の浮きや小さなひび割れなどが積み重なっている状態のため、台風時に一気に被害が表面化してしまいます。

 

ご自宅の築年数が経っているという方は、特に注意が必要といえるでしょう。

台風に強い屋根を作る3つのポイント

台風に強い屋根とは、一言でいえば「暴風に耐えられること」と「豪雨に耐えられること」の両方を兼ね備えた屋根のこと。

 

台風は強風と大雨をセットで伴うため、どちらか片方だけに強くても不十分です。

 

これらを満たすためには、以下のポイントを抑えておくことが重要となります。

  1. 屋根の形状
  2. 屋根の勾配
  3. 屋根材の選択と固定方法

 

※既存の住宅で形状や勾配を変えることはできませんが、今の屋根の形状の特徴を把握しておくことはリフォームの工法選びや業者との打ち合わせで役立つと思うので、ぜひ参考にしてください。

 

ポイント① 屋根の形状

屋根の形状は、台風への強さを大きく左右します。

 

代表的な形状を耐風性能で比較してみました。

形状 耐風性 特徴
寄棟(よせむね) ◎ 強い 4方向に傾斜しており、風の力を分散しやすい
切妻(きりづま) 〇 普通 2方向に傾斜。妻側に強い風を受けると負担がかかりやすい
片流れ(かたながれ) △ 注意が必要 一面で風を受けやすく、屋根の向きや施工品質が重要

 

屋根の形状だけで耐風性が決まるわけではありませんが、風を受け流しやすい形状かどうかは、台風時の屋根被害に関わる大切なポイントです。 

 

ポイント② 屋根の勾配

屋根の傾き(勾配)も台風への強さに関わります。

 

  • 急勾配(6寸以上)=雨水の流れが良い一方、風の抵抗を強く受ける
  • 緩勾配(3寸以下)=風を受けにくいが、排水性が落ちる

上記のように、急すぎても緩やかすぎても、風雨の影響を受けやすいのです。

 

そのため、対応力がバランスよく高い「4〜5寸の中勾配」が多くの住宅で採用されています。

 

勾配の単位について

勾配の単位「寸」は、水平方向に10進んだときに垂直方向にいくつ上がるかを表します。たとえば「3寸」なら水平に10進むごとに3上がる傾き、「6寸」なら同じく6上がる傾きということです。

 

勾配の単位の解説画像

 

ポイント③ 屋根材の選択と固定方法

形状・勾配は変えられなくても、屋根材と固定方法は改善できます。そして、これが最も台風被害に直結するポイントでもあります。 

 

台風に強い屋根材を選ぶ基準は、「重量(浮き上がりを防ぐ)」「耐風性能」「防水性能」の3つ。

 

また、どれだけ良い屋根材を使っても、固定方法が甘ければ台風で飛んでしまいます。

 

【台風に強い屋根材を種類別に比較】

屋根材 耐風性 耐久年数の目安 メンテナンス 初期コスト
スレート(コロニアル) △ 注意が必要 20〜30年 定期的な点検・補修が必要 安め
ガルバリウム鋼板 ◎ 強い 30〜40年 比較的少ない 中〜高
瓦屋根 ◎ 強い 30〜50年以上 比較的少ない 高め

 

スレート(コロニアル)について

スレートは軽量で施工しやすく価格も抑えめで、新築住宅にも人気な屋根材です。

 

ただし、経年劣化によるひび割れや棟板金の釘浮きなどが起きやすい素材でもあります。

 

定期点検が特に重要なことも覚えておきましょう。

 

ガルバリウム鋼板(金属屋根)について

ガルバリウム鋼板は金属製でありながら軽量で、優秀な屋根材です。

 

固定ビスによってしっかり屋根に取り付けられるため、台風の暴風でも浮き上がったり剥がれたりするリスクが低いのが魅力。

 

雨水の排水も良く、防水性・耐久性が高いため近年人気が高まっています。

 

ただし、固定ビスは経年で緩むことがあるため、定期的な点検は欠かせません。

 

断熱材一体型の製品を選べば、断熱性はもちろん、多少の遮音性も期待できます。

 

瓦屋根について

瓦屋根は、瓦同士が特殊なロック構造で結束したうえ、ビスや釘で野地板(屋根の下地木材)に一枚一枚固定されます。

 

この二重の固定方式が、台風・強風時のズレや落下リスクを大幅に低減してくれます。

 

また、最近の瓦は、従来の粘土瓦より軽量化された製品が多く、建物への負担も軽減できます。

 

約30年間は塗装などのメンテナンスが不要で、長期的なコストパフォーマンスが高いのも特徴のひとつ。

 

初期費用はかかるものの、「台風に強く、長く住む家にしたい」という方には最も相性が良い選択肢といえるでしょう。

台風に強い屋根にするためのリフォーム工事の選び方

大切なのは、工事の種類を正しく選ぶこと。

 

「今の屋根の状態」と「自身の台風の備えに対する意識の高さ」に合わせて工法を選ぶことが、費用対効果を高める近道です。

 

【工法ごとの特徴と費用目安】

工法 台風対策としての効果 適している方 費用目安
部分補修 応急処置・ピンポイント対策 劣化が軽度で部分的な方 数万円〜十数万円
カバー工法 新しい屋根材で耐風性を向上 屋根全体を考え直したい・コストを抑えたい方 SK ROOF実績値:約100〜150万円
葺き替え 防水シート含め屋根全体をリセット、最も確実な対策 築年数が経っている・根本的に解決したい方 SK ROOF実績値:150〜200万円前後​

 

部分補修:「飛びやすい箇所」だけを先に抑える

台風被害が棟板金の飛散や屋根材のひび割れなどピンポイントの劣化であれば、部分補修で対応できる場合があります。

 

補修例は以下のとおりです。

  • 棟板金の釘をビス留めに変更する補修
  • 漆喰の補修
  • 屋根材のひび割れ・ズレの補修

など

 

費用目安は数万円〜十数万円程度。

 

ただし、築年数が経っている場合は、目に見えない部分にも劣化が着々と進んでいることも少なくありません。

 

部分補修をお願いする場合でも、屋根全体の点検をしてもらい、プロの意見を聞いて判断するのが賢明です。​

 

カバー工法(重ね葺き):台風に強い屋根材へ切り替える

既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる工法。

 

屋根材を耐風性の高いガルバリウム鋼板や瓦屋根に一気に切り替えられるため、「台風に備えて屋根材を根本から変えたい」という方に最適な方法です。

 

屋根材の撤去作業が不要なため、葺き替えより工期の短縮とコスト抑制が期待できます。

 

SK ROOFでご依頼いただいた場合の目安は約100〜150万円ほど。

 

※ただし、既存屋根が瓦の場合は屋根材がフラットではないため、カバー工法は実施できません。

 

葺き替え工事:築年数が経っているなら最も確実

既存の屋根材をすべて撤去し、防水シートも一緒に新調する工事です。

 

部分的な補修では対応できない防水機能を屋根内部からリセットできるため、築年数が経っており、台風に強い屋根へ根本的に仕上げたい方に最も確実な台風対策になります。

 

費用相場は150〜200万円前後が目安。

 

初期費用は高くなりますが、瓦屋根への葺き替えなどを選択すれば、その後のメンテナンスコストを大幅に抑えられます。

 

長期的な視点で考えると、トータルでは合理的な選択になりやすいでしょう。​

 

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台風被害は火災保険が適用される可能性があります

台風被害の修理費用は、火災保険が適用される可能性があります。

 

修理を急ぐ前に、まず加入している保険の内容を確認してみましょう。

 

火災保険の申請方法・適用条件・注意点については以下の記事で詳しく解説しています。

 

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茨城県取手市周辺で屋根工事を依頼するときの注意点

取手市は茨城県南部に位置し、関東に上陸する台風の進路にあたるエリアです。

 

東京湾を通過した台風が勢力を維持したまま北上するルートでは、強風被害が発生しやすい地域として知られています。

 

ですので、屋根工事を依頼する際は、なるべくウデのいい信頼できる業者を選択するのが大切。

 

以下のポイントを確認しましょう。

  • 相見積もりを取る:複数社から見積もりを取り、費用・工法・保証内容を比較する
  • 見積書の内容を確認:「使用する屋根材の種類・グレード・固定工法」が明記されているかをチェック
  • 地元業者を選ぶ:工事後のアフターフォロー・緊急時の対応スピードが重要
  • 飛び込み営業に注意:台風後に「屋根を無料点検します」と訪問してくる業者の中には悪質業者もいます。信頼できる地元業者に依頼しましょう。

まとめ:台風に強い屋根にするために、まず点検を

台風に強い屋根は、「屋根材の種類」「固定方法」「屋根の形状」「勾配」の4つが揃って初めて機能します。

 

単に屋根材を変えるだけでは不十分で、現状の屋根の劣化状況を正しく把握することが第一歩です。

 

とくに、築年数が経っている家は、目視ではわからない箇所にも劣化が進んでいることがあります。

 

屋根材の浮きやズレ、板金のゆるみ、防水シートの傷みなどは、台風の強風や大雨によって一気に被害が広がる可能性も。

 

「どの工法が適切か」「今すぐ修理が必要なのか」「火災保険は使えるのか」などを判断するためにも、まずは専門業者に屋根の状態を確認してもらうことが大切です。

 

SK ROOFでは、屋根の状態を丁寧に確認し、必要な工事や今後のメンテナンスについてわかりやすくご提案しています。

 

台風シーズンを安心して迎えるためにも、「うちは大丈夫かな?」と感じた段階で、ぜひ一度SK ROOFへご相談ください。

 

なお、取手市に限らず、周辺地域にも対応可能です。

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