「屋根の修理って経年劣化じゃ火災保険は使えないの?」
屋根に不具合を見つけたとき、こんな疑問や不安を抱く方は多いと思います
この記事を書いているのは、茨城県取手市周辺で屋根修理・雨漏り工事を行っているSK ROOFです。
結論から言いますと、損傷の原因が経年劣化の場合、火災保険は適用対象外です。
ただ、あきらめるのはまだ早いかもしれません。
実際の現場でも、
「経年劣化もあるけど、災害の影響もある」
というケースに遭遇したことがあります。
もちろんその逆で、
「これは自然な老朽化だから、保険では直せない」
というパターンも。
大切なのは、保険を使える前提で考えるのではなく、どこまでが保険の範囲で、どこからが自費になるのかを正しく見極めること。また、保険が使えなくても正しく対応していくことも重要です。
記事の内容は以下のとおりです。
- 経年劣化と火災保険の関係
- 「劣化+災害」の混合パターンで保険が認められるケース
- 経年劣化と言われたときに確認すべきポイント
- 保険が使えなかったときの現実的な修理の考え方
- 経年劣化を放置するリスクと、点検タイミングの目安
専門業者の視点で分かりやすく整理していきます。
保険を「使う・使えない」だけではなく、 住まいをどう守っていくかを一緒に考えるきっかけになれば嬉しいです。
※なお、この記事では自然災害で火災保険が適用されるケースを紹介していますが、 読み進める前にご自身の契約している火災保険の補償内容(風災・雪災・雹災が含まれているかなど) も一度確認しておくと、より理解しやすくなります。
※火災保険の申請には「災害が発生した翌日から3年以内」という期限があります。詳細は本文でも解説しますが、早めに状況を確認しておくことをおすすめします。

火災保険の屋根修理は経年劣化でも使える?

冒頭でも結論を言いましたが、経年劣化した屋根の修理に火災保険は基本的に使えません。
とはいえ、このページを閉じるのはもう少々お待ちください。
「経年劣化に見えるけれど災害が原因だった」というケースもないとは限らず、判断は複雑。本記事を通して深堀りしていきます。
まずは以下4つのポイントをご覧ください。
- 結論①:経年劣化した屋根の修理に火災保険は使えない
- 結論②:災害が原因なら火災保険は使える
- 結論③:保険会社に経年劣化と言われた=全て実費とは限らない
- SK ROOFからの提案:無理な申請はせず正当なサポートを受けましょう
順番に触れていきます。
結論①:経年劣化した屋根の修理に火災保険は使えない
火災保険は「突発的な事故による損害」を補償する仕組みです。
そのため、
- 古くなった
- 寿命を迎えた
- 自然に劣化した
といった状態は補償対象に含まれません。
後で詳しく解説しますが、保険会社に「自然な老朽化」として扱われる可能性が高い部分は、原則として保険は使えないと考えておくのが無難です。
結論②:災害が原因なら火災保険は使える【経年劣化も含む?】
災害が原因であれば火災保険は使えます
たとえば、
- 強風
- 突風
- 台風
- 雹(ひょう)
- 雪
といった自然災害による損傷があれば、補償される場合が多いです。
しかし、「じゃあ経年劣化ではやっぱり火災保険は使えないのか?」と言われると、そうとも限りません。
こちらも後述しますが、経年劣化が混ざっていても災害による破損があれば火災保険を使える可能性はあります。
ポイントは原因が災害かどうかです。
建物が古いほど災害に弱くなるため、 「経年劣化はあるが破損の直接原因は災害」と判断されることは珍しくありません。
結論③:【再確認推奨】保険会社に経年劣化と言われた=全て実費とは限らない
実務では、保険会社が「経年劣化ですね」と結論づけてくる場面も過去にあります。
しかし現地を詳しく調査すると、
- 劣化の中に災害起因の損傷が混ざっている
- 災害で破損した部分だけ保険が下りる可能性がある
こうしたケースもあります。
つまり、「経年劣化だから全て実費」とは限らず、再確認すべき余地があるということです。
「本当に災害の影響がないのか」 「どの範囲が自然劣化で、どの範囲が災害なのか」
これは屋根専門業者に現場確認を依頼するのが確実です。
SK ROOFからの提案:無理な申請に頼らず正当なサポートを受けましょう
火災保険で自己負担を減らすことは大切ですが、必要以上にこだわらず、しっかりと対処するべきです。
※最近は「火災保険が必ず使える」と誤解させる業者も存在するので注意。
無理に災害扱いにしたり虚偽を含む申請をしたりすると…
- 保険金の不払い
- トラブルや返金対応
- 工事後の不具合
- 将来的な保険契約への影響
といったリスクがあります。
SK ROOFでは、「保険で認められるべき箇所」には根拠を明確に示し、「認められない部分」は安全に修理できる別の提案をさせていただきます。
「どこまでが災害で、どこからが劣化なのか分からない」
「火災保険以外の安全な対処方法を知りたい」
そんな時こそ、プロに相談して判断を間違えないことが大切です。
【火災保険が使えるケース】屋根修理で補償される主なパターン

屋根修理で火災保険が適用されるかどうかは、 「どんな原因で損傷が起きたのか」が判断軸です。
ここでは、保険会社が「災害による被害」と判断しやすい代表的なケースをご紹介します。
先ほど触れたように、火災保険は以下のような自然災害が適用対象です。
- 風災
- 雹(ひょう)・雪
- 落雷・飛来・衝突
- 補足:経年劣化があっても災害が原因とされるパターン
それぞれの適用ケースを解説していきます。
【火災保険が使える代表的なケース一覧】
| 災害区分 | 状況・特徴 | 起きやすい損傷例 | 判定のポイント |
| 風災(台風・突風・竜巻など) | 強い風による屋根材の飛散・浮き・割れ | ・台風で棟板金が飛んだ
・強風でスレートが浮いた/欠けた ・瓦が特定方向だけ集中して割れている |
・風向きの一方向性
・被害箇所が偏っている →災害起因と判断されやすい |
| 雹(ひょう)・雪 | 雹の衝撃や積雪の重みによる破損・変形 | ・雹でスレートがピンポイントで割れた
・雪の重みで雨樋が変形した ・軒先のみ損傷している |
・点状の傷(雹)
・線状の変形(雪) →災害特有の痕跡が判断材料になる |
| 落雷・飛来・衝突 | 雷の衝撃や飛来物による損傷 | ・落雷の衝撃で瓦が割れた
・強風で飛んだ物が屋根に直撃 ・アンテナや看板が倒れ屋根を破損 |
・衝撃の跡や破損形状など、外部衝撃の証拠が明確だと認められやすい |
| 補足:劣化×災害の混合ケース | 経年劣化の中に災害起因の破損が混ざるパターン | ・古い屋根だが台風後に一気に板金が飛んだ
・劣化はあるが雹の当たり跡が明確 ・風向きから災害影響が読み取れる |
・劣化部分は対象外だが、災害による部分だけ補償されることがある |
風災(台風・突風・竜巻など)
風災といえば、台風・突風・竜巻などが代表的。
具体的なケースは以下のとおりです。
- 台風で棟板金が飛んだ
- 強風でスレートが浮いた・欠けた
- 一部の瓦が特定方向に集中して割れている
こういった「風向き」や「被害の偏り」が確認できると、災害起因と判断される可能性は高いと言えます。
雹(ひょう)・雪
雹災・雪災も火災保険の対象です。
よくあるケースは以下のとおり。
- 雹でスレートがピンポイントで割れた
- 雪の重みで雨樋が変形した
- 軒先だけ破損している
このように「点の傷」「線の変形」 のように災害の特徴がはっきり出る場合は適用されやすいでしょう。
落雷・飛来・衝突
落雷や周囲の物体が飛んできてぶつかったケースです。
例としては、
- 落雷の衝撃で瓦が割れた
- 強風で飛んできた物が屋根に直撃
- 高所の看板・アンテナが倒れて屋根を破壊
このように「災害による外部衝撃があった」ことが分かれば、補償されやすい傾向があります。
補足:経年劣化があっても災害が原因とされるパターン
記事序盤で少し触れていますが、屋根が古くなっていて(経年劣化)そこに災害による破損がある場合は、その「災害による部分」のみ補償されるケースがあります。
たとえば、
- 年数は経っているけど、台風後に一気に板金が飛んだ
- 劣化はあるが、雹の当たり跡がはっきり分かる
- 風向き・被害箇所の特徴から災害の影響が明らか
このように「劣化×災害」の混合ケースも珍しくはありません。
【火災保険が使えないケース】経年劣化と判断されやすいパターン

繰り返しになりますが、屋根修理の火災保険は自然災害による突発的な損害を補償するものです。
そのため、屋根の状態や破損の原因によっては、火災保険が使えない場合があります。
ここでは、保険会社に経年劣化と判断されやすいケースと、なぜその部分が補償対象外になるのかを整理してみましょう。
【火災保険が使えないケース一覧】
| 区分 | どんな状態? | 具体例 | 補足ポイント |
| 経年劣化・老朽化 | 時間とともに自然に進行する劣化 | ・屋根材の色あせ
・コケ・カビの繁殖 ・塗装の剥がれ、チョーキング ・年数によるひび割れ ・棟板金の釘抜け(温度変化による金属の伸縮) |
「時間の経過によるもの」と判断され、火災保険は基本的に対象外 |
| 新築・リフォーム時の施工不良 | 工事時のミスにより後から発生した不具合 | ・釘が曲がっている/適正に固定されていない
・板金が甘く固定されている ・スレートの重なり不足 ・雨仕舞い(雨水経路)が不十分 |
火災保険では補償されず、施工店側の責任範囲。問い合わせ先は工務店・リフォーム業者 |
| 地震による損傷 | 地震が直接原因の破損 | ・屋根瓦のズレ
・棟の崩れ ・外壁のひび割れ |
火災保険の対象外。「地震保険」での補償となる |
| 故意・重大な過失 | 自分の行為や放置による損傷 | ・上に乗って屋根材を破損させた
・必要なメンテナンスを放置 ・雨漏りを長期間放置して悪化 |
本人の過失にあたるため補償対象外 |
経年劣化・老朽化による損傷
次のような経年劣化による損傷は、火災保険では補償されません。
- 屋根材の色あせ
- コケ・カビの繁殖
- 塗装の剥がれ
- 年数によるひび割れ
- 棟板金の釘抜け(経年による温度変化の影響)
これらは基本的に「時間の経過によるもの」と判断されやすいため適用対象外となります。
✅【SK ROOF現場】劣化・コケの参考画像

経年劣化による棟の浮き

コロニアルの劣化による剥がれ

コロニアルの劣化によるひび割れ

セメント瓦の劣化・コケ
新築・リフォーム時の施工不良による不具合
新築・リフォームは火災保険の対象ではありません。
- 釘が曲がっている
- 板金の固定が甘い
- スレートの重なりが適切でない
- 雨仕舞い(雨水経路)が不十分
このようなもともとの施工ミスによるトラブルは、工務店やリフォーム業者に問い合わせてみましょう。
✅補足:新築・リフォームについて
新築住宅は、引き渡しから10年間は「品確法」により基本構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)は施工会社の補修義務があります。
事業者は通常「住宅瑕疵(じゅうたくかし)担保責任保険」に加入するため、施工会社が倒産しても補修費用が保険でカバーされます。また、保険法人の検査で一定の施工品質が担保されるといった仕組みで守られています。
参考:国土交通省 住宅の品質確保の促進等に関する法律」のポイント
リフォーム工事には、法律で10年保証が義務付けられているわけではありません。保証内容は施工店との契約によって決まります。
ただし、施工店が「リフォーム瑕疵保険」に加入している場合は、第三者による検査が入るため、不具合が出た際に保険で補修できるといった消費者保護の仕組みが利用できます。
地震による損傷(火災保険ではなく地震保険)
意外と知らない、もしくは忘れてしまう方も多いのですが、実は地震が原因の損傷は火災保険では補償されません。
屋根瓦のズレ、棟の崩れ、外壁ひび割れなど、地震が原因と考えられる場合は、火災保険ではなく「地震保険」の範囲になるので注意。
故意・重大な過失があるケース
- 自分で屋根を歩いて破損させてしまった
- メンテナンスを故意に怠っていた
- 以前から雨漏りしていたのに放置した
こうした「本人の過失」に該当するものは、保険適用になりません。
SK ROOFの現場感:パッと見では判断できないことも
実際の現場では、「劣化に見えるけど、よく見ると風災の影響が出ている」という例もあります。
逆に、 「割れてはいるけれど、どう見ても自然劣化」というケースも当然あります。
屋根の損傷は写真だけでは分かりにくく、現場で角度を変えたり、位置関係を見たりしてはじめて判断できる パターンも多いです。
- 屋根の向き
- 周辺環境
- 被害の広がり方
- 破片の落下位置
- 風向き・風速のデータ
など、複数の情報を合わせて判断する必要があります。
火災保険を使った屋根修理の手順

火災保険の申請手順は、保険会社ごとに多少の違いはあるものの、基本的な流れは同じです。
ここでは一般的な流れ6ステップをご紹介します。
- ステップ1:保険会社へ事故発生の連絡をする
- ステップ2:修理業者へ見積もり・現地調査を依頼
- ステップ3:必要書類(申請書・写真・見積書)を準備
- ステップ4:保険会社へ書類を提出する
- ステップ5:保険会社の原因調査(鑑定)を受ける
- ステップ6:保険金の受け取り → 修理工事へ
- 【重要】保険金申請の期限は災害から3年以内
- SK ROOFのサポート範囲:申請代行ではなく“正しく通る準備”
「保険会社の公式フロー」と「屋根修理の現場で必要な動き」をひとまとめにしました。
順番に見ていきましょう!
【火災保険を使った屋根修理の手順6ステップまとめ表】
| ステップ | 内容 | ポイント・注意点 |
| STEP1
保険会社へ事故発生の連絡 |
破損に気づいたら、まず保険会社 or 代理店へ連絡。ネット受付がある場合も。 | ・契約者名・住所
・証券番号 ・事故日時・状況 ・被害内容 を伝える。 この時点では書類不要。状況共有が目的。 |
| STEP2
修理業者へ見積もり・現地調査を依頼 |
屋根工事店に調査依頼し、破損原因(災害/劣化)を確認してもらう。 | 見積書に必要な内容:
・修理総額 ・修理内容と範囲 ・材料の単価・数量 ・作業日数/人工 ・破損状況の写真 |
| STEP3
必要書類(申請書・写真・見積書)を準備 |
各書類を準備して申請の下準備をする。 | 主な必要書類:
・保険金請求書(保険会社提供) ・修理見積書 ・被害写真 ・事故状況の説明書 |
| STEP4
保険会社へ書類を提出する |
書類を保険会社へ送付。郵送またはWeb提出が一般的。 | 不備があると審査が遅れるため、提出前のチェックが必要。 |
| STEP5
保険会社の原因調査(鑑定)を受ける |
必要に応じて、損害保険登録鑑定人(アジャスター)が現地調査を行う。 | 鑑定が必要になるのは:
・写真だけで判断が難しい ・見積もり範囲の妥当性確認が必要 |
| STEP6
保険金受取 → 修理工事 |
審査完了後、保険金が指定口座に振り込まれ、工事へ進む。 | ・振込後は支払い通知が届く
・質権設定(住宅ローン等)がある場合は質権者の確認が必要 |
※火災保険の申請期限は「災害翌日から3年以内」
ステップ1:保険会社へ事故発生の連絡をする
屋根の破損に気づいたら、まず保険会社(または代理店)へ連絡をします。
保険会社によってはネット受付もしているので、そちらも検討してみてください。
連絡時に聞かれる主な項目は以下のとおり。
- 契約者名・住所・連絡先
- 証券番号
- 事故(災害)の日時・状況
- 被害の内容
書類提出は後ほど。この段階では「状況の共有」が目的です。
ステップ2:修理業者へ見積もり・現地調査を依頼
保険会社への連絡後は、屋根工事店へ現地調査を依頼しましょう。
調査は、
- 被害の有無と範囲
- 災害による損傷か、劣化なのか
- 修理が必要な箇所の特定
- 見積書の作成
といった流れが基本です。
見積書は特に決まりはありませんが、以下の項目があれば間違いありません。
- 修理総額
- 修理内容(どこを、どう直すのか)
- 材料の単価・数量
- 作業日数・人工
- 破損状況がわかる写真
SK ROOFでは、保険会社が判断しやすいようにまとめて提出できる形に整えます。
ステップ3:必要書類(申請書・写真・見積書)を準備
請求に必要な書類は以下が一般的です。
- 保険金請求書(保険会社が提供)
- 修理見積書
- 被害写真
- 必要に応じて事故状況の説明書など
屋根の破損は遠目では分かりにくいため、写真は「近景」「遠景」「全体」「破損の方向」など複数撮っておくと安心でしょう。
ステップ4:保険会社へ書類を提出する
準備ができたら、書類を保険会社へ提出します。
提出方法は、
- 郵送(返信用封筒)
- 写真アップロード(保険会社のWebページ)
など契約先により異なります。
書類に不備があると確認作業が追加されて支払いが遅れるため、提出前に一度見直しておくのがおすすめです。
ステップ5:保険会社の原因調査(鑑定)を受ける
書類提出後、必要に応じて損害保険登録鑑定人(アジャスター) が現地を確認することがあります。
鑑定が必要になるのは、
- 写真だけでは災害か劣化か判断しづらい
- 見積もりの範囲が妥当か確認したい
といった場合です。
鑑定人は専門資格を持つプロで、建物の価値評価や損害額の算定、事故原因の調査などを行います。
なお、基本的に鑑定人が訪れる際にはこちらも立ち会い、対応します。
見積もりの整合性の説明から現場状況の確認まで行い、そこで採択を受け、必要であれば見積もりを再作成するという流れです。
ステップ6:保険金の受け取り → 修理工事へ
鑑定と書類審査が終わると、保険金額が確定し、指定口座に振り込まれます。
振込後は、
- 支払い通知が送られる
- 工事の日程を調整して修理を実施
という流れになります。
契約に「質権設定」がある場合は、振り込み前に質権者(ローン会社など)への確認が必要です。
【重要】保険金申請の期限は災害から3年以内
冒頭でも触れていますが、火災保険の申請は災害が発生した翌日から3年以内に請求しないと受け付けてもらえません。
- 台風の被害に数か月後に気づいた
- 雹(ひょう)の跡を後から見つけた
- 時間が経って雨漏りし始めた
といったケースでも、起算日は災害当日です。
3年を過ぎると申請できなくなるため、早めに行動しておきましょう。
SK ROOFのサポート範囲:申請代行ではなく「準備」
SK ROOFは申請代行業者ではありません。
ただし、
- 災害かどうかの判断
- 写真撮影
- 見積り作成
といった「正当な申請のための準備」はしっかりサポートします。
「保険が使える状態か知りたい」 「まず何をすればいいか迷う」
そんなときは、お気軽にご相談ください。
経年劣化と言われたら?本当に火災保険が使えないのかを確認しよう

本当に自然災害による損傷があるのに 「経年劣化なので火災保険は使えません」 と言われるケースもあるかもしれません。
ここでは、経年劣化と判断されたときに確認すべきポイントと、取るべき行動を整理します。
項目は以下のとおりです。
①なぜ経年劣化と判断されたのかを確認する
② 災害の影響が一部に混ざっていないか確認する
③ 別の専門業者(第三者)の意見を聞く
④ 判断に不安が残る場合
⑤ それでも保険が使えない場合の修理方法を検討する
それではご覧ください。
※本項目は自然災害である可能性が高い場合の確認ポイントをまとめたものです。無理に火災保険を申請することを促したり、申請をサポートする目的ではありません。あらかじめご了承ください。
① なぜ経年劣化と判断されたのかを確認する
保険会社や鑑定人の判断に納得できないときは、決してケンカ腰ではなく、確認のために丁寧に質問することが大切です。
たとえば、
- どの部分の状態を見て「劣化」と判断したのか
- 災害による影響が少ないと考えられた理由
- 写真やデータなど、説明のもとになった情報
こうした点を尋ねると、状況がより明確になるでしょう。
判断材料が不足していた場合は、 追加の写真や資料で再度見てもらえる可能性もあります。
② 災害の影響が一部に混ざっていないか確認する
築年数が経っている屋根ほど、「基本は劣化だが一部だけは明らかに災害の痕跡」という混合パターンが起きやすいです。
例:
- 釘抜けは劣化だが、棟板金の“飛び”は台風の力
- 全体は劣化しているが、雹跡だけピンポイントで残っている
- 劣化はあるものの、一方向だけ破損している
こうした場合、「災害部分のみ」保険が認められる可能性があります。
③ 別の専門業者(第三者)の意見を聞く
一社だけの判断では、災害の見落としがあるかもしれません。
特に屋根は、見方によって判断が変わるため、セカンドオピニオンが役立つケースもあります。
SK ROOFでも、「これは災害として申請できる可能性があるか?」という観点で現場を確認し、根拠が出せる箇所は丁寧にお伝えします。
④ 判断に不安が残る場合
保険会社の判断にどうしても不安が残る場合は、追加の資料をそろえて、もう一度状況を見直してもらうことも検討してみましょう。
たとえば、
- 追加の写真を提出する
- 状況説明を補足する
- 必要に応じて、再確認(再鑑定)をお願いする
といった方法があります。
また、「専門家に中立的な意見を聞きたい」場合は、損害保険ADRセンター(無料の相談窓口) に相談できます。
損害保険ADRセンター(無料の相談窓口)
電話番号: 03-4332-5241(全国共通)
強く争うという意味ではなく、判断材料を丁寧にそろえることで結果が変わることもある というイメージです。
⑤ それでも保険が使えない場合は修理方法を検討する
本当に災害の痕跡がない場合、火災保険では修理ができません。
その場合の選択肢は、
- 必要箇所のみの部分補修
- 助成金・補助金の活用
- リフォームローンの利用
など、負担を抑えながら安全に修理する方法もあります。
SK ROOFでは、「今すぐ直すべき箇所」「先延ばしできる箇所」を分け、最適な方法をご提案しています。
経年劣化で火災保険が使えないなら屋根修理を検討しませんか

火災保険が使えないからといって屋根の状態を放置するのは危険です。
損傷の具合によっては費用を抑えられる可能性もありますし、修理することで寿命が長くなれば結果的にお得になります。
なにより、修理することで安心・安全を手に入れられるなら今後の生活も豊かになるはず。
屋根修理の費用は「工法」「屋根材」「屋根の形状」「下地の状態」 によって大きく変わります。
費用感を見てみましょう。
【屋根修理の費用相場】
| 工事内容 | 費用相場の目安(税込) | 工期の目安 | 主な内容・ポイント |
| 点検・軽微補修 | 1〜5万円前後 | 半日〜1日 | 釘打ち・コーキング・簡易パッチなど。 早期対応で延命効果大。 |
| 部分修理(棟・谷・雨樋など) | 10〜30万円前後 | 1〜3日 | 棟板金・谷板金・雨樋交換・漆喰補修など。 局所的なトラブル対応。 |
| 屋根塗装(コロニアル) | 30〜60万円前後 | 4〜6日 | 表面の保護・美観回復。 下地が健全な場合のみ有効。 |
| カバー工法(Tルーフ) | 80〜140万円前後 | 5〜7日 | 既存屋根の上に新しい金属屋根を被せる。 断熱・防水性を強化。 |
| 葺き替え(下地補修含む) | 150〜200万円前後 | 7〜10日 | 既存屋根を撤去し、野地板・防水シートも新調。 耐久30年以上。 |
※こちらの費用相場や工期はあくまで目安です。業者によっても多少の差異があることをご了承ください。
【部分修理の費用相場】
| 修理内容 | 費用相場の目安(税込) | 工期の目安 | 主な症状・対応例 |
| 棟板金の釘打ち・コーキング補修 | 3〜5万円前後 | 半日〜1日 | 強風で棟板金が浮いている/釘の緩みやコーキング割れ |
| 棟板金の交換及び
芯材交換 |
10〜20万円前後 | 1〜2日 | サビや変形が進行している/内部の芯材が腐食して交換が必要 |
| 谷板金の交換 | 10~20万前後 | 1〜2日 | 錆び・穴あき・雨漏り箇所の補修に対応 |
| 瓦の差し替え | 3〜6万円前後 | 半日〜1日 | 割れ・欠け・ズレなど部分的な破損 |
| 漆喰の詰め直し | 8〜14万円前後 | 1〜2日 | 棟下部の白い漆喰が剥がれや粉状に崩れている |
| 雨樋・軒天の補修 | 10〜30万円前後 | 1〜3日 | 雨漏り・軒の腐食・排水不良などの改善 |
※こちらの費用相場や工期はあくまで目安です。業者によっても多少の差異があることをご了承ください。
屋根の状態によって「カバー工法・葺き替えが必要なケース」「部分補修で十分なケース」 の判断は変わります。
詳しい価格帯や費用を抑えるコツは以下の記事でわかりやすく解説しています。

経年劣化を放置するとどうなる?屋根のリスクと点検タイミング

屋根は「普段見えない場所」だからこそ、気づかないうちに劣化が進んでしまいます。
とくに経年劣化は放置すればするほど修理費が高額になる傾向があります。
ここでは、屋根を放置した際のリスクと、定期点検の目安をまとめます。
屋根の経年劣化の放置リスク
経年劣化をそのまま放置すると、屋根表面だけでなく、内部にまで影響が広がります。
代表的なリスクは次のとおり。
雨漏りの発生
⇒放置すると屋根だけでなく家の主要部のまで傷み、大規模なリフォームが必要になる
野地板(下地)の腐食
⇒内部の木材が腐ると、下地からやり直す屋根全体リフォームになる(葺き替え・カバー工法)
断熱材の劣化
⇒濡れた断熱材は性能が落ち、室内環境にも影響。
シロアリ被害の誘発
⇒湿気がこもるとシロアリが好む環境になり、屋根裏まで被害が進むことも。
修理費が跳ね上がる
⇒5万円の部分修理で済んだものが、気づけば50〜150万円規模の工事に。
屋根の劣化は、気づかないまま静かに広がるのが怖いポイントです。
屋根材別の耐久年数とメンテナンス目安
屋根材ごとに、適切な点検・メンテナンス時期は異なります。
| 屋根材 | 点検・メンテナンス時期 | 主な修理内容 | 耐久年数の目安 |
| コロニアル | 10〜15年 | 塗装・カバー工法 | 約15年~30年 |
| Tルーフ(ガルバリウム鋼板) | 20〜30年 | 部分交換 | 約30年~40年 |
| 瓦 | 30〜50年 | 棟積み直し・漆喰補修・葺き直し | 50年以上 |
| アスファルトシングル | 10年~15年 | 塗装・カバー工法 | 約15~20年 |
| トタン | 5年〜10年 | 葺き替え | 約20年 |
メンテナンスの目安を知っておけば、「工事が必要かどうか」の判断材料になります。
台風や大雪の後に見ておきたいチェックポイント
普段の点検に加えて、災害後は特に次の点を確認しておきましょう。
- 棟板金が浮いていないか
- スレートや瓦が欠けていないか
- 破片や釘が落ちていないか
- 雪の重みで雨樋が曲がっていないか
- 雹の跡が点状に残っていないか
地上から目視で確認できる範囲のみでOK。異変を感じたら、無理して屋根に登ったりせず専門業者へ相談しましょう。
屋根点検はプロに任せたほうが安全な理由
屋根点検は、「ちょっと見てみようかな」と思いがちですが、落下事故が非常に多い危険な作業です。
※実際、プロの私たちでさえ足場があってもヒヤリとするシーンは何度かあります。
- 傾斜がある
- 表面が滑りやすい
- 古い屋根は踏み抜きのリスクがある
- 強風で体勢を崩しやすい
こうした理由から、一般の方が屋根に上るのはおすすめできません。
プロに任せるメリット
SK ROOFのような専門業者であれば、
- 高所作業に慣れたスタッフが対応
- 屋根材の状態を正確に判断できる
- 劣化か災害かの切り分けを根拠をもって説明できる
- 写真を撮り、見えない場所もわかりやすく報告
といった「安全性」と「診断の精度」の両方が確保できます。
業者選びの注意点
屋根点検を依頼する際は、次のポイントを意識すると安心です。
- 急に訪問してきた業者は避ける
- 「無料で保険が使えます」と言ってくるケースは要注意
- 点検の結果を写真で丁寧に説明してくれるか
- 見積もりの内容が具体的で、項目が明確か
- 災害と劣化の判断に根拠を示してくれるか
しっかり説明してくれる業者ほど、誠実に対応してくれる傾向があります。
SK ROOFは1万円の有料点検で状態を可視化し、写真と診断書で納得してから進めるお客様との「合意型」を信念としています。
もちろん、その後の勧誘等は一切ありません。少しでもSK ROOFが気になりましたら、まずは以下の紹介記事をご覧ください。

まとめ:経年劣化と火災保険、屋根修理とどう付き合うべきか
最後に、本記事の内容を簡単に整理しておきます。
※なお、ここでもあらためて記述しますが、仮に火災保険を申請する場合は災害が発生した翌日から3年以内が条件なので注意
✅ポイント① 経年劣化そのものは火災保険の対象外
大前提として、「時間とともに進む自然な傷み(経年劣化・老朽化)」は火災保険の補償対象外です。
- 屋根材の色あせ
- コケ・カビの繁殖
- 塗装の剥がれ・チョーキング
- 細かなひび割れや釘抜け
など
✅ポイント② 「劣化+災害」の混合パターンも
一方で、 経年劣化がある屋根でも、災害が損傷の原因であるケースもあります。
- 古い棟板金が台風のあとに一気に飛んだ
- 劣化はあるものの、雹の当たり跡がはっきり残っている
- 風向きに沿って一方向だけ瓦が割れている
全てが経年劣化ではなく、「災害による部分だけ」火災保険が認められる可能性があります。
保険会社から「経年劣化ですね」と言われても、
- 根拠の確認
- 災害の影響が本当に全くないのか
を確認し、必要であれば専門業者のセカンドオピニオンを取る価値もあります。
✅ポイント③ 保険が使えなくても放置より「早めの修理」が結果的にお得
本当に災害の痕跡がなく、火災保険が使えないケースももちろんあるでしょう。
その場合でも、屋根の劣化を放置するメリットはなく、むしろリスクが大きくなります。
逆に、
- 早めに部分補修で抑える
- 助成金・補助金やリフォームローンも含めて現実的な計画を立てる
といった対応を取れば、トータルの負担を抑えながら、住まいの寿命を延ばすことも十分可能です。
✅SK ROOFからのメッセージ
- 「どこまでが災害で、どこからが劣化なのか分からない」
- 「保険がダメだったとき、どこまで修理すればいいのか決められない」
- 「まずは状態だけでも見てほしい」
そんなときこそプロに相談することが、結果的に家計と住まいの両方を守る近道です。
SK ROOFでは、有料点検で屋根の状態を写真・診断書とともに「見える化」し、お客様と一緒に方針を決めていく「合意型」の進め方を大事にしています。
もちろん、その後のしつこい勧誘は行いません。
「火災保険が使えるかどうかを知りたい」
「経年劣化と言われたけれど、本当にそうなのか不安」
そんな方は、 気軽にご相談いただければと思います。



