屋根リフォームには、既存の屋根をすべて撤去して新しくする「葺き替え」だけでなく、「カバー工法」という選択肢もあります。
カバー工法とは、今ある屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねて施工するリフォーム方法です。
既存屋根の解体を最小限に抑えられるため、撤去費用や廃材処分費を抑えやすく、工期も比較的短く済むのが大きな特徴。

このページでは、カバー工法と葺き替えの比較・メリットとデメリット・向いている屋根の条件、費用相場まで、検討前に知っておきたいポイントを網羅的に解説します。
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カバー工法と葺き替えの比較表
| 比較項目 | カバー工法 | 葺き替え |
| 既存屋根の撤去 | 基本的になし | あり |
| 80㎡(約24坪)の費用目安 | 80万〜150万円 | 100万〜180万円以上 |
| 工期 | 5日〜7日程度 | 7日〜1ヶ月以上 |
| 廃材処分 | 少ない | 多い |
| 下地の確認・補修 | 部分的になる | できる |
| 屋根の重量 | 既存屋根の上に重ねるため若干増える | 屋根材を交換するため、ほぼ変わらない |
| 次回メンテナンス | 撤去費が二重にかかる可能性がある | 通常通り対応しやすい |
※費用目安は足場代(30万円前後)を抜いた金額です。
※既存の屋根材や屋根の形状などによって費用や工期は変動します。
⇒カバー工法と葺き替えの詳しい比較はこちら
【プロが比較】屋根カバー工法と葺き替え、どっちが正解?適した工法は状態次第!
カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法のメリット
✅ コスト・工期を抑えやすい
カバー工法は既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる工法です。
そのため、葺き替えと比べて撤去作業や廃材処分が少なく、費用・工期を抑えやすいのが大きなメリットです。
足場代は別途かかりますが、屋根材の撤去費や処分費を抑えられる分、トータルコストも低くなりやすいでしょう。
✅ 断熱性・遮音性が高まる場合がある
既存屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、屋根が二重構造になります。
その結果、夏場の暑さや雨音の軽減につながる場合があります。
ただし、断熱材を入れる工事ではないため、劇的な変化を期待するというより、補助的なメリットとして考えておくとよいでしょう。
✅ 廃棄物が少ない
カバー工法は既存屋根を剥がさないため、解体・撤去で出る廃材の量を抑えられます。
葺き替えと比べて廃棄物が少ないため、環境負荷を抑えやすい工法といえるでしょう。
カバー工法のデメリット・注意点
⚠️ 屋根の重量が増える
カバー工法は、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根全体の重量が増えます。
近年は軽量な屋根材を使うケースが多く、過度に心配する必要はありません。
ただし、建物の築年数や耐震性によっては注意が必要なため、不安がある場合は施工前に業者へ相談しておきましょう。
⚠️ 次回メンテナンス時の費用が高くなる場合がある
カバー工法を行うと、屋根材が二重になります。
そのため、将来的に葺き替えが必要になった場合は、2枚分の屋根材を撤去することになり、撤去費用や廃材処分費が高くなる可能性があります。
カバー工法は長期的な耐久性を見込んで行う工事です。目先の費用だけでなく、将来的なメンテナンス計画も含めて相談しておくと安心です。
⇒カバー工法のメリット・デメリットに関する詳細はこちら
屋根カバー工法のメリット・デメリット|取手市周辺の戸建てオーナーが知っておきたいこと
カバー工法が向いている屋根・向いていない屋根
カバー工法に向いている屋根
✅スレート屋根
塗装だけでは防水性の回復が難しくなっているものの、下地である野地板がまだ健全な状態であれば、カバー工法を検討できます。
✅金属屋根(ガルバリウム・トタン)
表面の色あせやサビなどが見られても、雨漏りや大きな損傷がなければ、カバー工法で対応できる場合があります。
✅アスファルトシングル
もともと軽量な屋根材のため、新しい屋根材を重ねても建物への負担を抑えやすいのが特徴です。
カバー工法に向いていない屋根
⚠️ 瓦屋根
瓦屋根は形状に凹凸があるため、その上から新しい屋根材を平らに施工することができません。基本的にはカバー工法ではなく、葺き替えが必要になります。
⚠️ 雨漏りが発生している屋根
多少の雨漏りであれば対応できるケースもありますが、下地が大きく傷んでいたり腐食していたりする場合は、カバー工法では根本的な解決になりません。
雨漏りがある場合は、まず下地の状態を確認し、必要に応じて葺き替えを検討することが大切です。



カバー工法で後悔しないために確認しておきたいポイント
カバー工法は、既存屋根を活かしながら防水機能を更新できる工法ですが、屋根の状態を十分に確認せず施工すると、工事後に後悔する可能性があります。
とくに、雨漏りの原因を特定しないまま施工したり、野地板などの下地劣化を見落としたりすると、不具合が残って追加工事が必要になるケースもあります。
また、将来の撤去費用や施工方法、保証内容なども含めて確認し、目先の費用だけで工法を決めないことが大切です。



⇒カバー工法で後悔しやすいケースや失敗を防ぐポイントはこちら
屋根カバー工法で後悔する前に|向かない家・失敗例・葺き替え比較
屋根塗装とカバー工法を比較
屋根塗装は、既存の屋根材を活かしながら、塗膜によって表面を保護する工事です。色あせやコケ、軽度のサビなど、屋根材そのものの強度が保たれている場合に向いています。
一方、カバー工法は、既存屋根の上に新しい防水シートと屋根材を重ねる工事です。屋根材のひび割れや反り、剥離が進み、塗装だけでは維持することが難しい場合に検討します。
どちらが適しているかは、費用だけでなく、屋根材の種類や劣化状況、今後の居住期間によって異なります。判断基準や費用、耐用年数の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
屋根塗装とカバー工法はどちらがいい?費用・耐用年数・向いているケースを徹底比較
カバー工法の費用相場
カバー工法と葺き替えの比較表でも提示していますが、費用目安は80㎡(約24坪)で80万〜150万円ほどです。



⇒より詳しい費用についてはこちらも参考にしてみてください
屋根カバー工法の費用相場は?内訳・費用が高くなるケースも解説!
カバー工法の工事の流れ
- 現地調査・下地確認
- 足場設置・既存板金の撤去
- 防水シート(ルーフィング)の施工
- 新しい屋根材の施工
- 棟板金・役物の取り付けと仕上げ
- 完了検査・最終確認
工期は建物の規模にもよりますが、5〜7日程度が目安です。
カバー工法でよく使われる屋根材
ガルバリウム鋼板
軽量・耐久性が高く、カバー工法で最も多く採用されている素材。耐用年数は20〜30年程度。デザインの種類も豊富で、縦葺き・横葺きなど選べる。
アスファルトシングル
アスファルトにガラス繊維を組み合わせた軽量屋根材。柔軟性があり複雑な形状の屋根にも対応しやすい。コストを抑えたい場合の選択肢として有効。
カバー工法の寿命は20〜30年が目安
屋根カバー工法の寿命は、一般的に20〜30年程度がひとつの目安です。
ただし、実際にどれくらい長持ちするかは、使用する屋根材だけでなく、ルーフィング(防水シート)や板金、既存の下地、施工品質、施工後の点検・メンテナンス状況などによって異なります。
⇒カバー工法の寿命や長持ちさせる方法、施工後のメンテナンス時期について詳しくはこちら
こんな場合はまず点検を
- 築20~30年で屋根を一度もメンテナンスしていない
- 雨音がひどくなった気がする
- 屋根にコケや色あせが目立ってきた
- 台風・大雪のあとに屋根が気になっている
これらに1つでも当てはまる場合、カバー工法が適切かどうかも含め、専門家による現地確認をおすすめします。
SK ROOFのカバー工法対応エリア
SK ROOFは茨城県取手市とその周辺地域でカバー工法の施工に対応しています。
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【地域別のカバー工法の施工事例】
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