「うちの屋根はスレートなんだけど、修理ってどうするの?」
スレート屋根の修理についてお悩みの方へ。
この記事を書いているのは、茨城県取手市を拠点とした屋根修理業者、SK ROOFです。
屋根修理は見えにくい場所だからこそ、「まだ放置していいのか?」「今すぐ直すべきなのか?」の判断が難しいですよね。
スレート屋根は、割れや欠けがあっても、必ずしもすぐ雨漏りするとは限りません。
一方で、状態や屋根の世代によっては、間違った修理をすると、かえって劣化を早めてしまうケースもあります。
この記事では、スレート屋根の基本から、 症状レベル別の対処法、修理方法と費用の目安などを、わかりやすく整理して解説しています。
読めば、自分の家に合った修理の考え方を判断できるようになるはずです。
スレート屋根の修理で後悔しないために、まずは「正しい判断軸」を一緒に整理していきましょう。

スレート屋根とは?修理の目安は?

そもそもスレート屋根とは?
「なんとなく知っているよ!」という方も、ここで少し詳しく整理してみましょう。
スレート屋根とは一言でいうと、セメントを主成分とした薄い板状の屋根材のことです。
続きをご覧ください。
スレート屋根は2種類
スレート屋根には大きく分けて次の2種類があります。
- 化粧スレート
- 天然スレート
まず、一般的な戸建て住宅で広く使われているのが「化粧スレート(人造スレート)」です。
セメントを成型した板に着色を施した屋根材で、「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名で呼ばれることが多く、現在の住宅スレート屋根の多くがこのタイプです。
「天然スレート」は、玄昌石などの天然石を加工した屋根材。
デザイン性は高いものの、材料費・施工費ともに高額になるため、国内の一般住宅ではほとんど採用されていません。
ですので、本記事では「化粧スレート(コロニアル/カラーベスト)」を前提に、修理やメンテナンスの考え方を解説していくことになります。
スレート屋根のメリット・デメリット
✅スレート屋根のメリット
- 施工費用が比較的安く屋根リフォームの初期費用を抑えやすい
- 軽量なため建物への負担が少なく耐震性の面で有利
- 表面塗装によりカラーバリエーションが豊富
✅スレート屋根のデメリット
- 他の屋根材と比べると耐用年数は短め
- 定期的な塗装などメンテナンスが必要
- 経年劣化による割れ・反り・コケが発生しやすい
スレート屋根は安くて扱いやすい反面、放置には弱い屋根材です。
この特徴が、修理やメンテナンスの考え方に影響します。
住宅スレートは「3世代」で寿命が違う
化粧スレート屋根は製造された年代によって、寿命や劣化の仕方が異なります。
【スレート屋根3世代の早見表】
| スレート屋根の世代 | 製造時期の目安 | アスベスト有無 | 耐用年数の目安 |
| 旧世代スレート | 〜2004年頃 | あり | 約30年 |
| ノンアスベスト初期世代 | 〜2000年半ば | なし | 約15〜20年 |
| 現行ノンアスベスト世代 | 2000年半ば以降 | なし | 約20〜30年 |
この違いは「どの修理ができるか」「どこまで直せるか」に直結します。
スレート屋根3世代で「できる修理/できない修理」も変わる
スレート屋根の修理は、どんな屋根でも同じ方法で直せるわけではありません。
製造年代(アスベストの有無)によって、可能な修理・避けるべき修理があります。
※アスベスト(石綿)は、かつて屋根材の耐久性を高める目的で使われていた素材です。
現在は使用禁止となっており、含有の有無によって修理方法の考え方が変わります。
【スレート屋根の世代別|できる修理・NG修理一覧】
| スレート屋根の世代 | シーリング補修 | テープ補修 | 差し替え(部分交換) | 差し込み修理 |
| アスベストあり | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ノンアスベスト初期世代(〜2000年半ば) | × | × | × | 〇 |
| 現行ノンアスベスト世代(2000年半ば以降) | 〇 | × | × | 〇 |
特に注意が必要なのが、ノンアスベスト初期世代のスレート屋根です。
ノンアスベストは「傷みやすい」
ノンアスベストスレートは、割れやすく・欠けやすい傾向があります。
そのため、差し替え(部分交換)のように屋根材に負荷をかける修理は、かえって劣化を早める原因になることも。
古い屋根の上からガルバリウム鋼板などを差し込む「差し込み補修」によって、 屋根への負担を抑える判断が現実的です。
このように、スレート屋根の修理は「症状」だけでなく「屋根の世代」もセットで考えておきましょう。
スレート屋根修理はまず症状を見極めよう

スレート屋根の修理は「割れている=すぐ大工事」ではありません。
大切なのは、どんな症状が、どの範囲で、どの程度出ているかを見極めること。
スレート屋根の劣化は、進行度合いによって大きく3つのレベルに分けて考えることができます。
- 軽度:ひび割れ・小さな欠け
- 中度:割れ・剥がれ
- 重度:広範囲の割れ・剥がれ
順番にご覧ください。
①軽度:ひび割れ・小さな欠け
スレート屋根で最も多いのが、細かなひび割れ(クラック)や小さな欠けといった軽度の劣化です。
【主な原因】
スレート屋根は、表面の塗膜によって防水性を保っています。
しかし、長年の紫外線や風雨にさらされることで塗膜が劣化し、
- 雨水を吸い込む
- 晴れた日に乾燥して収縮する
この膨張と収縮を繰り返すことで、素材が弱くなり、ひび割れが発生します。
【対処方法】
軽度のひび割れや小さな欠けであれば、コーキング材などによる部分補修や、劣化状況によっては塗装とあわせたメンテナンスといった対応で、当面のリスクを抑えることが可能です。
【事例写真】

スレート屋根 軽度な割れ
③中度:割れ・剥がれ
スレートが大きく割れている、欠損している、剥がれている場合は、中度に該当します。
台風などで飛来物が当たったケースや、軽度の劣化を放置して症状が拡大していることも少なくありません。
【対処方法】
- 部分的な張替え
- 状態や範囲によっては将来的な全面改修も視野に入れる
【注意ポイント】
この段階でよくあるのが、「割れた1枚だけ交換すればいいのでは?」という考え方です。
しかし、スレート屋根は軒先から順に釘で固定されているため、無理な部分交換は、防水紙(ルーフィング)を傷めるリスクがあります。
【事例写真】

スレート 中度の割れ
③重度:広範囲の割れ・剥がれ
屋根全体に割れや剥がれが広がっている場合は、スレート自体が経年劣化によって著しく弱っている状態です。
このレベルになると、部分補修での対応が難しい可能性があります。
【対処方法】
- 屋根カバー工法
- 屋根葺き替え
いずれかの全面改修を検討するタイミングです。
【事例写真】

スレート 重度な割れ①

スレート 重度な割れ②
雨漏りの心配は?すぐ漏れるとは限らないが放置は危険
スレート屋根が割れたからといって、すぐに雨漏りするとは限りません。
実際に雨水を防いでいるのは、スレートの下に敷かれている防水紙(ルーフィング)だからです。
ただし、割れや欠けを放置していると、
- 雨水が下地に回る
- 防水紙の劣化が早まる
といった形で、結果的に雨漏りリスクが高まってしまいます。
まだ雨漏りしていないからと安心せず、症状が軽いうちに相談することが、修理費用を抑える近道です。
【スレート屋根修理の工事は4択】それぞれの違いと選び方

スレート屋根の修理方法は、大きく分けて4つあります。
- 部分補修
- 塗装
- カバー後方
- 葺き替え
ざっくり言いますと、「部分で直す」か「屋根全体を直す」かの判断になります。
ここでは、代表的な工事方法を、向いているケース・費用感・注意点とあわせて整理してみました。
※なお、葺き替えも選択肢に入りますが、SK ROOFでは基本的にスレート屋根の葺き替えは推奨していません。理由は後述します。
部分補修:コーキング・テープなどの補修
最も軽微な修理方法が、ひび割れや小さな欠けに対して行う部分補修です。
コーキングやテープ補修で応急処置を施します。
【向いているケース】
- ひび割れ・欠けが軽度
- 劣化範囲がごく一部
- 屋根全体の状態はまだ良好
【費用目安】
屋根材10枚程度:2〜6万円前後
【注意点】
部分補修はあくまで応急・延命的な対応です。
屋根全体の劣化が進んでいる場合は別の工事が必要になる可能性があります。
部分補修:ガルバリウム鋼板などの差し込み補修
近年、スレート屋根の補修でよく選ばれている工法。
古いスレートの上から、 ガルバリウム鋼板などを接着剤で差し込むように施工します。
【向いているケース】
- ノンアスベスト世代で差し替え(部分交換)がリスクになる屋根
- 劣化範囲が部分的だが面積がやや広い場合
- 廃材処分を極力出したくない場合
【費用目安】
- 屋根材10枚程度:6〜10万円前後
- 屋根10㎡程度:14〜18万円前後
【特徴】
- 既存屋根を剥がさないため防水紙を傷めにくい
- 廃材処分費が発生しにくい
「部分交換は不安だけど、全面工事までは…」
というケースで、現実的な選択肢になります。
塗装
スレート屋根は、定期的な塗装によって防水性を回復させる屋根材です。
【向いているケース】
- 築10年以内で、色あせ・塗膜劣化が見られる
- 割れや欠損が少なく屋根材自体はまだ健全
※10年に一回の塗装が基本
【注意点】
- 補修・塗装ができない屋根材も存在する
- 劣化が進んだ屋根に塗装しても長持ちしない
※塗装は万能ではなく、屋根の状態を選ぶ工事です。
カバー工法(重ね葺き)
屋根全体の劣化が進んでいる場合に検討されるのが、屋根カバー工法です。
既存のスレート屋根の上に、金属屋根などを重ねて施工します。
【向いているケース】
- 割れ・欠けが広範囲に出ている
- 今後の安心を重視したい
【費用目安】
80~140万円前後
【注意点】
修理対象が30㎡を超える場合は検討ライン
※屋根の状態次第
葺き替え
既存の屋根をすべて撤去し、下地から新しくするのが屋根葺き替えです。
【向いているケース】
- 下地や防水紙まで劣化している
- 雨漏り歴がある
- 今後20〜30年以上の使用を前提にしたい
【費用目安】
150~200万円前後
【特徴】
- 初期費用はかかるが根本的な解決になる
- 屋根材を自由に選びやすい
【注意点】
スレート屋根において葺き替えは基本的に推奨していません。
産廃できる場所が少ないケースも多く、解体屋さんを別に頼む必要があり、またその産廃費用も高額だからです。
できなくはないので、SK ROOFでもまれに葺き替えをすることもありますが、現実的なのは、スレートの上にコンパネ(屋根下地材木)を上から貼り、さらにルーフィングを貼り、ガルバリウム鋼板を乗せる工事です。
そうすれば下地からルーフィング、屋根材まで新しくなるほか、屋根が二重になるので防水性も高いと言えますし、産廃費用が抑えられます。
屋根が二重になる分の重さはありますが、そもそもガルバリウムの屋根材は瓦に比べて1/7ほどの重さと言われていますので、現行の建築法に準じていればまず問題はないです。
このあたりは後の項目「アスベストが不安な方へ」でも解説します。
どれを選ぶべき?判断の目安まとめ
- 軽度の症状 → 部分補修
- 部分だが範囲が広い/世代的に交換が不安 → 差し込み修理
- 劣化が全体に広がっている → カバー工法
- 下地まで傷んでいる/長期視点 → 葺き替え
「安いから」「今だけ直せればいいから」ではなく、 屋根の状態と今後の使い方に合った工事を選ぶことが大切です。
なお、屋根修理は屋根の状態・屋根材によって価格は変化します。費用についての詳細を知っておくとより安心なので、以下の記事も参考にしてみてください。

スレート屋根の修理は防水紙の寿命にも注目

スレート屋根の修理を考えるとき、屋根材そのものの状態に目が行きがちになりますよね。
しかし、実際には、屋根材の下にある防水紙(ルーフィング)の寿命も重要です。
スレート屋根の寿命は15〜30年が目安
住宅用のスレート屋根は、一般的に15〜30年程度が耐用年数の目安です。
ただし、紫外線の強さ、風雨の影響、周囲の環境(日当たり・湿気など)といった要素によって前後します。
特にスレート屋根は、10〜15年前後の定期的な塗装メンテナンスを行わないと、劣化の進行が早まる傾向があります。
「防水紙(ルーフィング)」の寿命が重要
スレート屋根の下には、防水紙(ルーフィング)と呼ばれるシートが敷かれていて、これこそが、雨水を最終的に食い止めている「本当の防水層」です。
そしてこの防水紙にも、スレート屋根と同様に寿命があります。
⇒防水紙の耐用年数:15〜30年程度
つまり、スレート屋根が耐用年数を迎える頃には、防水紙も同じく限界に近づいている可能性が高いということです。
部分修理では防水紙を敷き直すことができない
部分補修や部分的な張替えは、目に見えるスレートの不具合には対応できます。
しかし、屋根の下にある防水紙を新しくすることはできません。
そのため、
- 見た目は直ったが、防水性能は回復していない
- 数年後に別の場所から雨漏りが発生する
といったケースも十分に起こり得ます。
全面改修が現実的な場合もある
築年数が進んだスレート屋根では、部分修理を繰り返しても、 短いスパンで本格的な工事が必要になる可能性があります。
その場合、屋根カバー工法・屋根葺き替えといった全面改修を選択したほうが、結果的に安心感やコスト面で満足度が高いケースもあるでしょう。
たとえば、屋根塗装一回が40〜60万円だと仮定してみましょう。
これを10〜15年に一度やるとして、現在の住まいに暮らし続けるとなると計3回ほど塗装することになります。
そうなると、カバー工法を1回する方がお得ですし、Tルーフならその後の塗装も必要ないという金銭的メリットがあります。
「今いくらで直せるか」だけでなく、これからの生活を考えたうえで、修理方法を選ぶことが大切です。
補修・塗装ができないスレート屋根材

スレート屋根の修理相談で「とりあえず塗装すれば大丈夫ですよね?」という声もあります。
しかし実際には、補修や塗装をしても意味がないスレート屋根材が存在します。
【注意】代表的なスレート屋根材
補修や塗装ができない代表的なスレート屋根材には、次のような製品があります。
- パミール(ニチハ)
- コロニアルNEO(クボタ)
- レサス/シルバス(松下電工)
- アーバニーグラッサ/ザルフグラッサ(クボタ)
これらは、1990年代後半〜2000年代初頭に多く使われた ノンアスベスト系スレートの一部です。
なぜ補修や塗装をしても意味がないのか
これらのスレート屋根材が厄介なのは、単に「古いから」ではありません。
主な理由は以下のとおりです。
- 層状に剥がれていく(層状剥離)
- ひび割れ・欠損が発生しやすい
- 塗装しても下地そのものが持たない
つまり、表面をきれいにしても、内部の劣化が止まらないのです。
結論:カバー工法 or 葺き替えが基本
スレート屋根の多くは、塗装によって防水性を回復させ、寿命を延ばすことができます。
しかし、先ほど挙げたような屋根材の場合、延命どころか無駄な出費になる可能性が高いのが実情です。
補修・塗装ができない場合、現実的な選択肢はやはり屋根カバー工法・屋根葺き替えとなります。
いずれも初期費用はかかりますが、何度も直すことを考えると、結果的に安心できるケースがほとんどです。
もし屋根材の種類が分からない場合でも、製品名や築年数をもとに確認することで、適切な修理方法は判断できます。
アスベストが不安な人へ

ここでは少しアスベスト(石綿)の補足をしておきます。
「屋根材に含まれているアスベストには健康被害がある」といった話を聞いたことがあるかもしれません。
もし、それで不安を感じているようでしたら、正しく知っておけば過度に心配する必要はありません。この続きをご覧ください。
アスベストが入っていても壊さなければすぐ危険ではない
アスベストは、かつて屋根材の耐久性や耐火性を高める目的で使われていた素材です。
たしかに、現在は健康被害の問題から使用が禁止されていますが、屋根材としてそのまま設置されている状態であれば、すぐに人体へ影響が出るものではありません。
実際、アスベスト含有のスレート屋根が残っている住宅は、今も全国に数多く存在しています。
撤去・処分は費用が大きく上がる
アスベストを含むスレート屋根を撤去・処分する場合には、通常の屋根工事とは異なり、
- 飛散防止のための手作業解体
- 専用の処分方法
- 人件費・産廃費の増加
といった対応が必要になります。
そのため、撤去を伴う工事は費用が高額になりやすいのが現実です。
現実的には「カバー工法」が選ばれやすい
アスベスト含有スレートが劣化してきた場合、現実的な選択肢として多いのが屋根カバー工法です。
既存の屋根を撤去せず、上から新しい屋根材を重ねるため、
- アスベストを飛散させない
- 撤去・処分費がかからない
- 工期・費用を抑えやすい
といったメリットがあります。
「今すぐ撤去しなければ危険」というケースは少なく、状況に応じて撤去しない選択肢も十分に現実的です。
アスベスト含有かどうかの見分け方
アスベストの有無は、次のような方法で確認できます。
- 建築時期(2004年以前かどうか)
- 使用されている屋根材の製品名・メーカー
- 建築時の資料や、施工した住宅会社への確認
なお、2022年4月1日以降は、解体・改修工事を行う際にアスベスト有無の事前調査と報告が義務化されています。
専門業者であれば、この点も含めて確認・対応が可能です。
施工事例(SK ROOFの対応例)
ここでは、我がSK ROOFが手掛けた実際の施工事例をご覧ください。

before

after

before

after

before

after
スレート屋根修理に関連する記事一覧
スレート屋根修理についてより詳しく知るなら、別記事でも解説しているテーマもご覧ください。
気になる項目だけでもチェックしてみましょう。
【DIY補修は危険】知識だけ押さえて作業はプロへ
スレート屋根は見た目以上に割れやすく、高所作業になるため、自分での補修は事故リスクが高い作業です。
DIYとプロ施工の違いは一度整理しておくと安心でしょう。

失敗しない屋根修理業者の選び方
スレート屋根の修理は、屋根の世代・状態によって判断が大きく分かれます。
そのため、「とにかく安い提案」ではなく、状態を見たうえで説明してくれる業者かどうかが重要です。

火災保険が使える可能性があるケース
台風や強風によってスレートが割れたり、飛散したりした場合、加入している火災保険が使えるケースもあります。
実際に適用できるかどうかは保険会社の判断になりますが、事前に知っておくことで、余計な出費を防げることも。

まとめ
スレート屋根の修理は、「割れている=すぐ大工事」とは限りません。
大切なのは、次の2つをセットで判断することです。
- 屋根の世代(アスベスト有無・年代)
- 症状のレベル(軽度/中度/重度)
軽度(ひび割れ・小さな欠け)なら、部分補修で当面のリスクを抑えられるケースもあります。
一方で、中度以上の割れ・剥がれ、広範囲の劣化がある場合は、カバー工法や葺き替えを検討したほうが結果的に安心です。
また、スレート屋根は「屋根材」だけでなく、下の防水紙(ルーフィング)にも寿命があります。
築年数が進んでいる場合は、部分修理の効果が限定的になることもあるため注意しましょう。
パミールやコロニアルNEOなど、補修・塗装ができない(意味がない)屋根材も存在します。
この場合は、塗装で延命するより、カバー工法や葺き替えが現実的です。
「うちの屋根はどの世代?」「症状はどのレベル?」が分からないときは、写真だけで判断せず、点検で状態を確認するのが確実です。
早めに状態が分かれば、余計な工事を避けて、必要な修理だけで済む可能性も高くなります。
スレート屋根について気になる症状があれば、早めの点検で無駄な工事を防ぎましょう。

