「ガルバリウム鋼板への屋根葺き替え費用っていくら?」
スマートでデザイン性が高いガルバリウム鋼板に憧れている方は多いのではないでしょうか!?
ただ、見積もりを調べても幅がありすぎて、正直よく分からない。そんな声も耳にします。
本記事を書いているのは、茨城県取手市を拠点としている屋根修理業者「SK ROOF」です。
屋根葺き替えは、決して安い工事ではありません。
だからこそ、「なぜその金額になるのか」を理解せずに判断するのは不安だと思います。
そんな葺き替え工事ですが、今回はガルバリウム鋼板にフォーカスして、以下の内容をわかりやすく整理します。
- ガルバリウム鋼板へ葺き替え費用相場
- スレート・瓦ごとの違い
- 価格差が出る理由
- 見積もりで見るべきポイント
「うちの場合はいくらくらい?」と判断できる材料を、ぜひ、この記事で持ち帰ってください。
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ガルバリウム鋼板と屋根葺き替えの基礎知識

まずは、ガルバリウム鋼板と葺き替えについて簡単に整理します。
費用の話に入る前に押さえておきましょう。
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板は、鋼板の表面にアルミニウムと亜鉛を主成分としためっきを施した金属素材です。
錆びにくく軽量、かつシンプルでデザイン性も高いため、近年では屋根・外壁材として広く採用されています。
耐用年数の目安
住宅の屋根材としてのガルバリウム鋼板の耐用年数は、おおむね30〜40年程度が目安とされています。
ただし、立地条件(海沿い・積雪地域など)やメンテナンス状況によって前後します。
メンテナンス方法
ガルバリウム鋼板は「メンテナンスフリー」と言われることもありますが、実際には定期的な管理はしたほうが無難です。
基本は 「汚れをためない」「劣化サインが出たら早めに対処する」こと。
主なメンテナンスは以下のとおりです。
・定期的な掃除・水洗い
・定期点検(サビ・浮き・傷のチェック)
→ 10年前後を目安に専門業者による点検を受けると安心
・塗装による保護
→ 早めに塗装メンテナンスを行うことで寿命を延ばしやすくする
・部分補修・カバー工法・葺き替え
→ 局所的な錆穴や変形は板金交換など部分補修で対応
→ 劣化が広範囲の場合はカバー工法や葺き替えを検討
※なお、屋根は高所作業で危険です。ご自身で屋根に上がるのではなく、洗浄や点検は専門業者に依頼することをおすすめします。
屋根葺き替えとは?
屋根葺き替えとは、今ある屋根材をすべて撤去し、下地や防水シート(ルーフィング)も含めて新しくやり直す工事のことです。
表面だけを直すのではなく屋根の構造部分まで一新できるため、以下のような効果があります。
- 雨漏りの根本的な解決
- 下地の劣化改善
- 耐久性の向上
屋根リフォームの中ではもっとも大がかりな工事ですが、今後の安心感は非常に高い工事といえます。
ガルバリウム鋼板への屋根葺き替え費用相場

屋根葺き替え工事の費用目安は、おおよそ80万〜250万円前後が一つの相場です。
かなり幅があると感じるかもしれませんが、これには理由があるので、後述しますね。
まずはガルバリウム鋼板に絞って、葺き替えの費用目安を具体的に見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板の葺き替え費用の内訳
葺き替え費用は次の項目で構成されます。
【葺き替え費用の主な内訳】
| 項目 | 内容 |
| 足場代 | 作業用足場・養生など |
| 既存屋根撤去・処分 | 瓦・スレートなどの解体と廃材処分 |
| 下地補修 | 野地板の増し張り・張り替え |
| ルーフィング(防水シート) | 防水シート材料+施工費 |
| ガルバ本体 | 屋根材・板金役物・施工費 |
| 諸経費 | 現場管理費・運搬費など ※工事費の3~5%程度 |
※次で解説する費用目安は、これらすべてを含んだ総額です。
スレート屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える場合
【費用目安】
| 項目 | 内容 |
| 費用目安 | 約90~185万円 |
| ㎡単価の目安 | 14,000~22,000円/㎡前後 |
| 撤去費の傾向 | 比較的軽量なため、瓦屋根より撤去費は抑えやすい |
✅アスベスト含有の注意点
1990年代前半以前に製造されたスレートには、アスベストが含まれている可能性があります。
この場合は以下のような注意点も参照してください。
- 撤去・処分には専門業者と特別処理が必要
- アスベストなしに比べ、撤去費が約20~25万円高くなるケースが多い
- 製造年代や製品名でおおよそ判別できる
- 確定には調査・分析が必要な場合もある
アスベストの有無で総額が大きく変わるため、事前確認は重要です。詳しくは以下の記事も参考にしてください。

瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える場合
【費用目安】
| 項目 | 内容 |
| 費用目安 | 約120~225万円 ※条件次第で200~280万円程度になることも |
| ㎡単価の目安 | 15,000~35,000円/㎡前後 |
| 撤去費の傾向 | 瓦屋根は重量があり撤去量も多いため、撤去費・処分費が高くなりやすい |
✅土葺き(どぶき)・撤去費の違い
撤去費は瓦の種類によって差が出ます。
一般的な瓦撤去:2,500~5,000円/㎡
和瓦撤去:3,000~4,500円/㎡
土葺き:さらに+1,000~2,000円/㎡
30坪規模では…
撤去費が45〜72万円 → 土ありで60〜102万円程度まで膨らむこともあります。
土葺きは瓦の下に大量の土が入っているため、撤去量が多く、下地調整が必要。処分費も高くなるため、工事費が上がりやすくなります。
✅重い屋根から軽量化するメリット
瓦からガルバリウム鋼板へ替えると、屋根重量は大幅に軽くなります。
築年数が経った木造住宅では、耐震リフォームの一環として選ばれることも多い工法です。
「うちの場合はいくら?」が気になる方へ
屋根の形状や下地の状態によって費用は大きく変わります。
まずは写真付きの屋根診断で、現在の状態を確認してみませんか?
葺き替え費用に差が出る5つの理由
費用が変動する代表的な理由は以下のとおりです。
- 屋根面積が大きい、形状が特徴的
- 屋根材の種類、グレードが高い
- 屋根の劣化が広範囲
- 足場を設置する敷地の条件
- アスベストが含まれた屋根材の撤去が必要
これらは以下の記事見出しでも解説しているので、詳細を知りたい方はチェックしてみてください。
葺き替え全体の費用感についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にどうぞ!

見積もりの金額がバラバラで迷っていませんか?
SK ROOFでは、屋根診断書と写真付きで状態を共有し、「なぜその金額なのか」を説明したうえで見積りをご提示します。
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット

ここでは、ガルバリウム鋼板の代表的なメリット・デメリットを整理します。
費用だけでなく、性能面も踏まえて判断することが大切です。
メリット
【軽量で耐震性が高い】
ガルバリウム鋼板は、瓦の約1/10程度の重さと言われています。
特に瓦屋根からの葺き替えでは、軽量化による耐震性向上を目的に選ばれるケースも少なくありません。
【カバー工法にも対応可能】
既存のスレート屋根などの上から重ね張りできるため、カバー工法にも対応しやすい屋根材です。
カバー工法には以下のようなメリットがあります。
- 既存屋根の撤去費を抑えられる
- 工期を短縮しやすい
- 廃材が少ない
ただし、屋根の状態や建物の条件によっては、葺き替えのほうが適している場合もあります。信頼できる業者に相談してみると安心です。
【デザイン性が高い】
ガルバリウム鋼板は色も豊富で、シンプルモダンから和モダンまで幅広い外観デザインに対応できます。
近年の新築住宅でも多く採用されているのは、このデザイン性の高さも理由の一つです。
デメリット
【凹みやすい】
ガルバリウム鋼板は薄い金属板のため、強い衝撃が加わるとへこみや傷が付きやすいという特性があります。
落雪が多い地域や、台風・飛来物のリスクがある環境では、製品選びや施工方法に注意が必要です。
【塩害地域では注意】
海沿いなど塩分を多く含む環境では、サビや腐食の進行が早まる可能性があります。
そのため、定期的な点検や立地条件に合った製品を選ぶことが、長持ちさせるポイントです。
【初期費用はやや高め】
スレート屋根と比較すると、ガルバリウム鋼板は材料単価がやや高い傾向があります。
もちろん、板厚が厚く、高耐久塗膜、断熱材一体型といった高性能グレードを選ぶほど、初期費用は上がります。
ただし、その分メンテナンス回数を減らしやすく、長期的なトータルコストでは有利になるケースもあるということは押さえておきたいポイントです。
葺き替えとカバー工法の比較

屋根リフォームには大きく分けて「葺き替え」と「カバー工法」の2つがあります。
どちらも足場を組む大規模工事であり、費用だけでなく「どんな状態の屋根か」「何を優先したいか」で選ぶことが重要です。
ここでは、費用感と向き・不向きを整理します。
葺き替えが向いている人
【葺き替えの特徴】
葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい下地+防水シート+屋根材に総入れ替えする工事です。
屋根を構造からリセットできるため、最も根本的な修繕方法といえます。
【費用感】
同じ屋根材を使用する場合でもカバー工法よりおおよそ2~3割ほど高くなりやすい傾向があります。
例:30坪前後の住宅⇒80万~250万円前後
※既存屋根材や下地の状態によっては、それ以上になることもあります。
【向いている人】
- 雨漏りがあり、下地材も劣化している可能性が高い
- 築年数が長く、一度しっかり直しておきたい
- 屋根材が瓦など、カバー工法に適さない
- 屋根を軽量化して耐震性をしっかり高めたい
- 「構造から安心」を優先したい
※下地の状態に不安がある場合は、葺き替えのほうが安全性は高いといえるでしょう。
カバー工法が向いている人
【カバー工法の特徴】
カバー工法は既存屋根を撤去せず、その上から新しい防水シートと軽量な屋根材(多くはガルバリウム鋼板)を重ねる工事です。
廃材が少なく、工期も短縮しやすい点が特徴です。
【費用感】
葺き替えより費用を抑えやすく、同条件なら2~3割程度コストダウンできるケースが一般的です。
例:30坪前後の住宅⇒80万~140万円前後
【向いているケース】
- 既存屋根がスレートなどで、下地の劣化が軽微
- 予算を抑えつつ防水性や見た目を改善したい
- 工期を短くし、生活への影響を少なくしたい
- 断熱・防音性を少しでも向上させたい(二重構造になるため)
- 雨漏りはないが、経年劣化や美観の問題でリフォームしたい
※下地が傷んでいる・瓦屋根である・重量増が厳しい場合は、カバー工法ではなく葺き替えを検討したほうが安全です。
見積もりを見るときのチェックポイント

屋根葺き替えは高額になりやすい工事のため、金額の高い・安いだけで判断するのは危険です。
ここでは、見積もりで確認しておきたいポイントを整理します。
一式表記が多すぎないか
「屋根工事一式○○万円」だけの見積もりは要注意です。
少なくとも、項目ごとに数量と単価が明記されているかを確認しましょう。
- 足場
- 既存屋根の撤去・処分
- 下地補修
- ルーフィング
- 屋根材
- 諸経費
内訳が粗い見積もりでは、比較も検証もできません。
数量・単価・面積が妥当か
屋根面積(㎡)と足場面積が、図面や実測値と大きくズレていないかを確認します。
また、単価が相場から極端に高すぎないか、逆に安すぎないかも重要です。
極端に安い場合は、工事内容が削られている可能性もあります。
使用材料が具体的に書いてあるか
ガルバリウム鋼板の場合、製品名、板厚、塗膜グレードが記載されているか確認しましょう。
「ガルバ屋根一式」では、中身が分かりません。
追加費用の扱いが明確か
葺き替え工事では、屋根を剥がして初めてわかる劣化もあります。
そのため、以下のような内容が事前に決まっているかを確認しましょう。
- 下地が腐食していた場合の単価
- 想定外補修が出たときの説明・承諾の流れ
「追加工事一式」とだけ書かれている場合は、後から大きく増額されるリスクがあります。
諸経費・管理費が妥当か
諸経費は、一般的に工事費全体の3〜5%程度が一つの目安です。
別枠で過大に計上されていないか、二重計上になっていないかを見ておきましょう。
工事内容と写真・点検結果がセットか
信頼できる業者は、点検写真・劣化箇所の説明・報告書と見積もり内容がリンクしています。
傷んでいる箇所と、どの工事が必要なのか、このあたりの説明があるかが判断基準です。
保証内容・アフターが書かれているか
以下が明記されているかも重要です。
- 工事保証の有無
- 保証年数
- 保証範囲(雨漏り・材料不良など)
価格だけでなく、施工後の安心まで含めて比較することが大切です。
見積もりを取る前に、屋根の状態を把握しておきませんか?
SK ROOFなら、写真付き診断+診断書発行まで対応しています。
不要な工事は提案しません。まずは現在の状態を知ることから始めましょう。
異常に安い見積もりの危険性
相場より極端に安い見積もりは、材料のグレードを下げている、下地補修を想定していない
といった可能性があります。
安さだけで決めると、数年で再工事になるケースも。
これらを押さえておくと、「金額」ではなく「中身」で良し悪しを判断しやすくなります。
業者選びで迷ったときは、以下の記事も参考にしてみてください。
屋根修理の飛び込み営業は要注意!?悪質な手口と正しい対処法をプロが解説
屋根修理業者の正しい探し方と選び方|失敗しないための完全ガイド
ガルバリウム鋼板への屋根葺き替え施工事例
ここでは、実際にガルバリウム鋼板へ葺き替えた事例を紹介します。
出来栄えや費用感をイメージする参考にしてみてください。
事例①|30坪・スレート屋根からの葺き替え
建物規模:約30坪
既存屋根:スレート
工期:約7日
総額:約145万円

スレート(コロニアル)施工前

スレート(コロニアル)⇒ガルバリウム鋼板(Tルーフ)①

スレート(コロニアル)⇒ガルバリウム鋼板(Tルーフ)②
事例②|30坪・瓦屋根からの葺き替え
建物規模:約30坪
既存屋根:瓦
工期:約9日
総額:約190万円
備考:ソーラーパネルの取り外し・復旧工事込み

瓦(ソーラーパネルあり)施工前

瓦→ガルバリウム(Tルーフ)
ガルバリウム鋼板への葺き替えならSK ROOFもご検討ください

「相場は分かった。でも、どこに頼めばいいの?」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
ガルバリウム屋根への葺き替えを検討されている方は、SK ROOFも一つの選択肢としてご検討ください。
「強み」は見た目と耐久性を両立するこだわり
SK ROOFは、和瓦屋根で鍛えた職人が瓦・ガルバリウム鋼板・スレートまで幅広く施工しています。
単に屋根材を張るのではなく、雨仕舞い(雨水処理)、棟や谷板金の納まり、長期使用を前提とした施工精度にこだわり、「見た目の美しさ」と「耐久性」の両立を重視しています。
点検体制
点検は「立ち会い前提」で実施しています。
不要な工事を前提にせず、まずは現状を正確に知ることを重視しています。
見積もりの透明性
点検結果をもとに屋根診断書を作成し、その内容に紐づけて見積もりを作成します。
「どの劣化に対して、どの工事が必要なのか」が明確なため、工事内容と金額の関係が分かりやすいのが特徴です。
保証
葺き替え工事では、棟板金・谷板金なども含めて、長持ちする納まりを標準施工としています。
さらに、診断書や点検済証で屋根の状態を記録として残すため、将来のメンテナンスや保証判断の材料にもなります。
なお、SKROOFでは製品保証が30年となっています(免責事項有り)。
地域密着|地元の屋根は地元の職人が守る
本拠地は茨城県取手市ゆめみ野。取手市周辺の県南エリアを中心に活動しています。
雨漏りや台風被害などのトラブルにも、近場ならではのスピード対応が可能です。
【対応エリア例】
守谷市、龍ケ崎市、牛久市、利根町、我孫子市、柏市
ご相談内容によっては、三郷市・八潮市・越谷市・吉川市など埼玉県方面や東京方面への出張施工も可能です。
※遠方の場合は別途交通費をいただくことがあります。
ガルバリウム鋼板への葺き替えを検討されている方の中でも、「診断書と写真で状態をきちんと把握したうえで、必要な工事だけをしたい」という方とは、特に相性の良い会社です。
SK ROOFのことをより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください!

まとめ
ガルバリウム鋼板への屋根葺き替え費用は、おおよそ80万〜250万円前後が一つの目安です。
ただし、既存の屋根材によって金額は異なります。
【スレート】
| 項目 | 内容 |
| 費用目安 | 約90~185万円 |
| ㎡単価の目安 | 14,000~22,000円/㎡前後 |
| 撤去費の傾向 | 比較的軽量なため、瓦屋根より撤去費は抑えやすい |
【瓦】
| 項目 | 内容 |
| 費用目安 | 約120~225万円 ※条件次第で200~280万円程度になることも |
| ㎡単価の目安 | 15,000~35,000円/㎡前後 |
| 撤去費の傾向 | 瓦屋根は重量があり撤去量も多いため、撤去費・処分費が高くなりやすい |
費用の幅が生まれる理由をまとめると以下のようになります。
- 屋根の大きさ・形状・勾配
- 既存屋根材の種類
- 下地の劣化状況
- ガルバ製品のグレード
- 足場・立地条件
ご自宅の屋根がどの条件に当てはまるかも把握しましょう。
場合によってはカバー工法という選択肢もあるので、双方の向いているケースをもう一度確認し、工法も慎重に選べるといいです。
屋根は、住まいを守る最前線です。
価格の安さだけでなく、構造から安心できるかという視点も忘れないようにしましょう。
まずは、屋根の状態を正確に知ることから始めてみてください。

